人工光合成研究センター
完全なクリーン?エネルギーの実現に向けた技術開発拠点
人工光合成研究センター ホームページ http://www.recap.osaka-cu.ac.jp/
「人工光合成研究センター」は、本学で先端的な光合成?人工光合成研究を進める教員と、関連する企業とが共同講座?部門を組織し、これまで夢の技術とされてきた人工光合成を加速的に実現させる産学官連携拠点として、大阪市のご支援のもと、平成25年6月に設立されました。
人工光合成は、無尽蔵の太陽光エネルギーによって水や二酸化炭素から水素やメタノール等の低炭素燃料を創出して、近未来の世界が直面するエネルギー問題の解決につながる画期的な技術として期待されています。人工光合成技術は、ガソリン等の化石燃料の利用により現在増大を続ける、大気中の二酸化炭素の濃度を低下させて環境問題の解決にも寄与するばかりでなく、この技術により創出された低炭素燃料は消費されて再度二酸化炭素となるため、炭素が循環する理想的な持続可能社会を実現するものです。
本センターは、共同研究講座?部門のための化学実験室、生化学実験室および分析機器施設を備えています。分析機器施設には、核磁気共鳴分光計(cryoprobe NMR)、フーリエ変換イオンサイクロン共鳴質量分析計(FT-ICRMS)、超高輝度X線結晶構造解析装置(生体高分子用)等の最先端で高精度な分析装置を設置しており、本学内での利用はもとより、学外からの利用にも対応する体制を整えています。また、本センター内には女性研究者等のサポート設備もあり、より良い研究環境の実現にも配慮しています。