「こどもの健康セミナー」で岡崎和伸教授が講演しました
本学附属施設である健康科学イノベーションセンター(グランフロント大阪 北館9階)にて、健康科学ビジネス推進機構主催の「こどもの健康セミナー」(3回シリーズの第1回)が開催されました。
近年、子どもたちを取り巻く環境や生活スタイルは劇的に変化し、夜遅くまで明るい環境にさらされています。この過程で見過ごされがちな「子どもの健康」について3回シリーズで開催されるこのセミナーは、本学大学院医学研究科の水野敬特任准教授(右写真)のファシリテーションにより進行されます。
平成29年9月29日(土)に開催された第一回のレクチャーは、「子どもの体力?身体機能の向上のために必要な身体活動?運動」と題し、本学都市健康?スポーツ研究センターの岡崎和伸教授が講師を務めました。
岡崎教授はさまざまなデータを示しながら、子ども、特に中高生の運動能力が平成10年頃まで落ち込んでいたこと、その後さまざまな取り組みにより回復傾向にはあるものの、健康長寿をめざすためにはより増強すべきであり、特に運動部に加入していない子どもの身体活動量の確保が重要な課題であると解説しました。また、全国的に見ても低体力である大阪の子どもたちについて、岡崎教授が行っているデータ収集の取り組みなどについて紹介しました。
シリーズ第2回は水野特任准教授(理化学研究所 健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム 健康計測解析チーム チームリーダー)が講師となり、「子どもの健康力から学習意欲と脳機能を高める」と題したレクチャーを、また第3回は早稲田大学から前橋明教授を迎え、「子どもの発達視点と育児支援~生活リズムの大切さ~」と題したレクチャーが行われます。申し込み等、詳しくはこちらをご覧ください。